あの京都ラーメンの味わいが東京に！東京で楽しめる京都ラーメンのお店7選
こってり濃厚で独特なコクのある味わいなのに、その反対にあるあっさり感にハマる。近年は京都人に昔から愛されている京都ラーメンの味わいを求めて、わざわざ京都まで足を運ぶ人もいると言います。しかしながら、多くの人がそこまでの時間とお金を割けないもの。そこで今回は、東京にいながら京都ラーメンの味わいが楽しめるお店をまとめてご紹介。京都に行けない人はもちろん、京都から東京に出てきて、懐かしい味に触れたい人にもお薦めのまとめですよ！
1.あの「新福菜館」の一杯が、麻布十番と秋葉原で味わえる
京都ラーメンの人気に火が付く以前から、京都では当たり前に愛されてきた老舗ラーメン店の1つが「新福菜館」。創業は1938年という古さで、屋台からスタートしたこのラーメンの味わいは、今も尚地元で絶大な支持を誇るとともに、わざわざ京都の本店を訪れる観光客も増えています。京都駅周辺では本家第一旭たかばし本店と並んで、人気を二分する名店となっていて、「京都の朝ラー（朝ラーメン）文化」として紹介される多くがこの二店となっています。
これまで東京や東京近郊で新福菜館の味わいが楽しめる店はなく、以前に一度、アクアシティお台場店や港北店（横浜）があったとされるものの、両店ともに現在は閉店しています。しかし、2015年に入って都内に新たにオープンしたのが麻布十番店と秋葉原店。「中華そばと焼き飯」のセットも健在で、あの真っ黒で濃厚な醤油ベースの中華そばと同じく、醤油の風味が効いた真っ黒な焼き飯も一度食べると病みつきの味です。
2.行列の絶えない名店「ますたに」の暖簾分け店が日本橋と田町に
一方、京都市の北東部、北白川の住宅街の中で、いつも行列が絶えない名店と言えば「銀閣寺ますたに」。こちらは戦後すぐの1947に創業した老舗で、このますたにのラーメンの後を引く旨さが忘れられずに、ずっと通い続けているというファンも多数。鶏ガラをベースに背脂と唐辛子の辛みを加えた醤油スープは、日清食品の有名店シリーズでも商品化されるなど、数ある京都ラーメンの老舗の中でも人気は高い。
東京・日本橋にある「ますたに 日本橋本店」は、京都の本店から許可を得て、暖簾分けを受けた店となっていて、京都の本店の味わいを懐かしむ事ができるようになっています。ちなみに東京にはもう一軒、田町店もありますが、こちらは日本橋店とは経営者も異なっているそうです。尚、東京の両店ともに、本店に対しては暖簾分け（本店とは別のいわば姉妹店）という位置づけになっているそうです。
3.京都の激戦区・一乗寺で名を馳せる「天天有本店」と東京にある天天有とは？
京都において数多のラーメン店が立ち並ぶ激戦区と言えば「一乗寺」。地元ではジョージタウンなどと呼ぶ人たちもいるこのエリアには、ラーメンマニアが訪れてみたいと考える名店も多数あります。この一乗寺の名店の中でも、特に地元の人たちの支持が高いのが昭和46年創業で黄色いテントが目印の「天天有（てんてんゆう）本店」。そしてこの天天有本店と同じ看板を掲げて営業しているのが東京の「天天有」です。
東京では大井町と台場に天天有のお店がありますが、実はこの2店の天天有は本店と同じでありながら、同じではないとも言われます。公式の情報がないために詳しい事まではわからないものの、一説には京都の本店で暖簾分けを受けた人が独立してチェーン化させたのが東京等の天天有とも言われ、本店とは全く別の経営であるとされます。
4.もともとは焼き鳥専門店！祇園の店舗で人気の味わいが東京・亀有に
京都・祇園で鶏ラーメンと焼き鳥の専門店の看板を掲げているのが「門扇」。もともとは伏見の焼き鳥専門店からスタートしたこの店は、ある時に鶏ガラを使用してラーメンを提供したところ、その味わいが評判となり、祇園に出店したと言います。2015年には東京・亀有のショッピングモール内に出店していますが、実はこちらは関西で有名なお好み焼きチェーン、ぼてじゅうが展開する店舗であり、祇園の店のラーメンの味わいを再現した一杯を味わう事ができるようになっています。
門扇で味わうラーメンはじっくりと煮込んだ鶏白湯スープがポイント。こってりした味わいの中にもさっぱり感があり、鶏の旨味と野菜の旨味を炊いた一杯。京都の有名な老舗ラーメン店とはまた一風異なる味わいではあるものの、クリーミー感とのバランスが程よい味わいとなっています。
5.京都ラーメンの中でも圧倒的な知名度！しかし直営の天下一品は東京で2軒だけ
京都ラーメンの中でも、全国的に最も知名度が高いであろうチェーンが「天下一品」。京都の北白川本店の味わいをこよなく愛する人々も多く、ドロドロ、こってりの病みつきスープがクセになる一軒。京都の中では総本店が最も濃く、今出川店はもう少しマイルドな味わいなどと評する声もありますが、関東では事情が一変し、あっさりのスープを注文する人が非常に多いのには驚かされます。
ちなみに東京都内にたくさんある天下一品の店舗の中でも、直営店は高円寺店と神楽坂店の2軒だけだそうで、その他はフランチャイズ店に当たるのだとか。東京にいながらも京都ラーメンの味わいにこだわるのであれば、ぜひ高円寺店または神楽坂店を訪れてみたい。
6.今や京都の中でよりも、京都の外で有名になった京都ラーメンの魁力屋
続いての京都ラーメンは、天下一品の北白川総本店からさらに北へ上がった場所、修学院に位置している「魁力屋」。もともと京都で先祖が醤油屋を営んでいたという魁力屋は、醤油に対するこだわりが信条となっていると言われる一軒。京都の背脂醤油の味わいを受け継ぎながらも、さらに独特のコクを求めたあたりが、個人によっては好みが分かれそうなところかもしれないと感じます。
魁力屋の創業は2005年。京都ラーメンの中では後発であるものの、近年急激に全国で店舗を増やしていて、一大チェーンとなってきています。ある意味京都の中でよりも、京都の外で有名な京都ラーメンのチェーンかもしれません。
7.【番外編】本家第一旭たかばし本店の味がココに！謎に包まれた会員制レストラン
最後にご紹介するのは「任天堂レストラン84」という変わった名前のレストラン。京都が本社の任天堂と京都ラーメンの間に何の関係が？と思う方もいるかもしれませんが、実はココでは「本家第一旭たかばし本店」が公認したという「第1/2旭ラーメン」が曜日限定で味わえるレストランなのだとか。本家第一旭の味わいが東京で楽しめるのは、今のところ唯一ココだけだそうなのですが、残念ながらこのレストランは一般の方は入れないのだそうです。
実はこの任天堂レストラン84は、任天堂ファンにとっての聖地とも言えるような場所であり、事実上の完全会員制になっているのだとか。そのため店の場所すらオープンにされておらず、都内の某所という噂だけがインターネット上で語られています。本家第一旭は京都ラーメンの中でもハズせない一軒であるだけに、ぜひいつか東京でもオープンに味わえるお店が出来て欲しいものです！
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