木更津、竹岡式ラーメンで知られる富士屋【みんなで楽しむご当地グルメ】

木更津にある一軒のラーメン店。そこは地元の人々が何度も足を運び、根強く愛され続ける一杯を提供しているお店でした。ご当地グルメの逸品をご紹介するシリーズの第52回は、千葉県木更津市、富士屋の「チャーシューワンタンメン」をご紹介。

木更津に、竹岡式ラーメンで知られる名店あり

東京湾アクアラインがつながり、三井アウトレットパーク木更津などのスポットで知られ、週末には家族連れで潮干狩りの姿なども目にする事ができる千葉、木更津の街。ここは東京の都心から遠すぎず、かと言って近い訳でもないという、どこか微妙な距離感を持った街でもあります。

東京湾の内房エリアに位置するこの街を車で走れば、のどかな風景とともに、新鮮な魚介類を提供する食堂やレストランを多数目にします。しかし今回、この街で敢えてご紹介しておきたいのは、新鮮な魚介類ではなく「ラーメン」。木更津には「富士屋」という地元で根強い人気を持つラーメン店があります。

「ラーメン富士屋」の古びた外観。まさに昭和時代の田舎のラーメン店を思わせる雰囲気です。昨今はラーメン店でもオシャレな店はたくさんありますが、なぜかこういった佇まいのラーメン店や食堂、ドライブインなどに惹かれてしまう事があります。

実はこちらのラーメン富士屋、木更津店は支店だそうで、本店は市原にあると言いますが、この木更津店の外観、内装は特に懐かしい雰囲気が感じられるように思います。

富士屋の「チャーシューワンタンメン」は、この黒いスープの色が特徴の1つ。竹岡式ラーメンと呼ばれるラーメンだそうで、醤油とチャーシューの煮汁を合わせ、別鍋で麺を茹でる際に使用したお湯で煮汁を割って提供するのだそう。シンプルすぎるほどにシンプルが特徴の一杯ですが、なぜか見た目よりはグイグイと進んでしまい、まさにクセになる味わいです。

麺は生麺を使用していて、もっちりしていて、歯ごたえも。クセになる味わいのスープとよく絡み、あっという間に完食してしまいました。初めて竹岡式というラーメンを味わいましたが、どこか懐かしい、昔のラーメンの趣きを残しつつも、コクのある一杯。この日は富士屋さんもあっという間に満席になり、多くの皆さんが、この味を楽しんでいましたよ。

今回ご紹介した木更津旅のスポット

名称：ラーメン富士屋 木更津店
住所：千葉県木更津市清見台東2-2-15
営業時間：10:30～19:30
定休日：月曜日と火曜日
アクセス：JR久留里線「祇園駅」から車で約5分