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見た目のインパクトも大!山口市の名物、ばりそば【みんなで楽しむご当地グルメ】

記事公開日:2015/11/18

みんなが全国の旅先で楽しんだ、ご当地グルメの逸品をご紹介するプチ読み物。第31回は山口市の名物グルメ「ばりそば」をご紹介。歴史スポット巡りの合間にほっと一息、ご当地ならではのメニューが、旅の思い出作りをグンと盛り上げてくれますよ!

山口市の名物、ばりそば


山口市の名物・ばりそば、薦めてくれた旅人さんの声

 

山口市に昔からあるご当地グルメは「ばりそば」という麺料理です。見た目は長崎の皿うどんに似ていますが、中身は全く違います。長崎の皿うどんのようなパリパリ麺ではなく、麺は一度茹でたものを、油で少しカリッとさせ、上に乗っているあんと交わって徐々に柔らかくなっていきます。

 

ちなみにあんは店舗によっても多少の差異がありますが、具材にはキャベツ・きくらげ・かまぼこ・イカ・豚肉・たけのこなどが入っています。もちろんこのメニューはそのまま食べても美味しい訳ですが、実は地元の多くの店には黒酢が置いてあります。お好みで黒酢や胡椒をかけて味わうのもこのご当地グルメの楽しみ方の1つで、この盛り具合と合わせてお腹も大満足になった一皿でした。

 

このご当地グルメの歴史メモ

 

今や山口が誇るご当地グルメ、そしてソウルフードとも言われているメニューの1つが「ばりそば」。戦後に台湾料理をヒントにして作られたというこのご当地メニューは、山口市の春来軒という店が発祥だと言われます。しかし今では山口市に春来軒という看板を掲げる店は複数あり、元祖、本店などの店があるものの、山口市大内にある本店がそのルーツであると言われるそうです。

 

一見すると長崎の皿うどんにも見える「ばりそば」ですが、運ばれてきて食べ始める頃は麺もパリパリ。しかし食べ進むうちに野菜のあんかけ、そして甘味のある汁と麺が合わさり、段々と柔らかい食感の麺へと変化していきます。見た目のインパクトも十分、そして食べ応えも十分のご当地グルメは大皿を注文し、仲間同士で取り分けて食べ合うのも楽しい逸品です。

 

plastictレキタビ編集部

歴史スポット巡りや観光、老舗の歴史飯を味わう旅って案外楽しい!と言って頂けるような情報を発信したいと思います。

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