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神の子池、究極までに透き通った神秘のブルーが美しい、裏摩周の自然を巡る旅

記事公開日:2015/12/18

裏摩周と呼ばれる展望台のそばにある「神の子池」。ここには湧き出す伏流水が創り出した究極の景観があると言います。今回はこの神の子池というスポットの美しさを目にする、北海道旅をご紹介していきたいと思います。

神の子池


青く透き通った姿があまりにも美しい、裏摩周の神秘的な池

 

北海道の有名観光地の1つでもある摩周湖。しかしその摩周湖の裏側、「裏摩周」と呼ばれる展望台のすぐそばに、地中からの伏流水が湧き出て、その青く透き通った姿があまりにも美しいと言われている、神秘的な池があるのをご存知ですか?

 

「神の子池」と呼ばれているこの池の周囲はおよそ220m、そして水深は5mという深さ。地中からは1日に12,000トンもの伏流水が湧き出し、空よりも青い水、そして青よりも透き通った透明度だと言われ、どんな天気の時であっても池の水が青く澄み渡っているという不思議なスポットです。しかも北海道が雪解けしている間にしか訪れる事ができないという、とても貴重な場所でもあります。

 

神の子池の看板

 

この「神の子池」という神秘的な名前の由来は、昔アイヌの人たちがこの池を発見した際に、あまりの美しさに驚き、これは神様からのプレゼントに違いないと感じたためだとも言われています。そして現在の神の子池では、池の中に入ったり、水面を触ったりすることも禁止されています。これらはこの貴重な自然の姿を大切に保護し、守っていくためだそうなのです。

 

この神の子池の存在は地元では随分前から知られていて、北海道のテレビ番組の天気予報の景色などにも使用されています。今年になってからは道の木道舗装、整備も始まっていて、今後はもう少し身近にこのスポットを感じる事ができるようになる予定だそうです。

 

神の子池
神の子池 / Nao Iizuka

 

神の子池を訪れる際は歩きやすい靴を履いて行くのがお薦めです。池の近くには駐車場もあり、そこまでは車で行く事もできますが、大きな道路から駐車場へと続く細い道沿いにも、小川が美しく流れ、その道をゆっくりと歩いてみるのもまた素敵だと思います。

 

ちなみに念のためですが、熊が出没する可能性もないとは言えないため、一人で何の準備もなしに行く事はあまりお薦めできません(基本的には2人以上の方が良いと思います)。そして夏の時期にはブヨが出るため、しっかりと虫除けの対策を行なってから訪れる方が良いでしょう。

 

神の子池
神の子池 / Nao Iizuka

 

この神の子池のそばに座っていると、まるで心が洗われるような、不思議で爽やかな体験ができます。摩周湖の壮大な景色を楽しんだ後にもう少しだけ足を伸ばし、この神秘の美しさを体感してみる旅も素敵だと思います。

 

今回ご紹介した北海道旅のスポット

 

名称:神の子池
住所:北海道斜里郡清里町
アクセス:清里町市街地から道道摩周湖斜里線を中標津方面へ向かい、ハトイ林道へ右折、約2km進んだ場所に「神の子池」の看板あり
駐車場:無料駐車場あり
参考リンク:きよさと観光協会の公式サイト
※冬季は除雪していないため、ここを訪れる事はできません

 

plastictニホンタビ編集部

日本には奥深い魅力を持った素晴らしいスポットがたくさん!ニホンタビがもっと楽しくなる、そんな大人のための旅行情報を発信していきます。

 

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