銭洗弁財天宇賀福神社、いざ金運アップ!お金のパワースポットを巡る鎌倉旅
今や鎌倉観光の人気スポットになっている「銭洗弁財天宇賀福神社」。今回はお金のパワースポットとも言われるこの神社の歴史と見所をご紹介する旅です。
源頼朝が、福の神の住む場所というお告げで創建した神社へ
鎌倉駅の西口から歩いておよそ20分。閑静な住宅街をすり抜け、源氏山公園へと至るこの急坂を登った先にあるのが今回の旅の目的地、「銭洗弁財天宇賀福神社」。ここは壇ノ浦の戦いが起こった年と同じ、1185年に源頼朝が夢枕で、福の神が住む場所というお告げを受けて創建したとされる神社のある場所です。
鎌倉幕府の執権も銭を洗った、銭(お金)のパワースポット
源氏山へ続く山の中腹にある、銭洗弁財天宇賀福神社。「銭洗」という名前の付く通り、お金にまつわるパワースポットとしても知られ、鎌倉幕府5代目の執権、北条時頼がここで金銭を洗い清め、一家繁栄、子孫長久を願った事がきっかけとなり、人気の参拝スポットになったようです。
銭洗弁財天の入り口に立っている案内板。創建の由来の話の後に重要な文言が!「この湧き水でお金を洗って使うと、何倍にもなって返ってくると信じられています」。しかも鎌倉五名水の1つなのだとか。
銭洗弁財天の境内へは、こんな洞窟のようなトンネルを通って訪れます。ちょっとした探検気分が味わえる雰囲気で、なかなか楽しいですよ。
洞窟のようなトンネルを抜け出ると、続いては数多の鳥居が並ぶトンネルへ。これらの鳥居は過去の様々な人々によって奉納されたものだそうです。
社務所には年期の入った木の看板も。カッコイイですね。相州鎌倉、銭洗弁財天。この看板も横浜、金沢八景の旅館さんが奉納したもののようです。
清々しいほどの銭ゲバ魂!参拝者たちが書いた絵馬も面白い
銭洗弁財天の境内には膨大な数の絵馬が並んでいます。中にはお金持ちになれますように!というシンプルな祈願から、宝くじの当選祈願、株式投資のリターン祈願、商売繁盛、住宅ローンの早期返済祈願なども。もう皆さん、清々しいほどの銭ゲバ魂です(笑)。
いざ、自分もお金のパワースポットで参拝!
ちなみに参拝する際は、まず社務所で100円を納め、線香とろうそく、ざるの3点セットを分けてもらい、ろうそくの火を点けてから線香を立て、その後に社にお参りをするのだそうです。
線香を立てた後、社へ参拝しようとしたものの、こんな感じで既に行列が。訪れたのが週末だったせいもあってか、金運アップを祈願する銭のパワースポットは大人気。
社の参拝が終わったら、ざるを持って「奥宮」と呼ばれる洞窟の中へと入っていきます。この洞窟の中には水が湧き、この場所で銭(お金)を清めるのです。
薄日が差し込む奥宮の中に湧く鎌倉五名水。源頼朝の夢枕に一人の老人が現れ、ここに湧く水を使って神仏を祀れば、国は治まり、人々は富み栄えると告げたと言われます。
ざるの上に財布から出した銭を置き、柄杓で汲んだ湧き水をかけて清めます。周囲を見渡してみると、銭だけでなく、千円札や一万円札など、財布の持ち金を全て出して清める人の姿も。さらに一部には、宝くじやクレジットカードまで清める強者もいるのだとか。ココに来ると皆さん、お金がびしゃびしゃ、ズブ濡れになってます。
ちなみに奥宮の中にはこんな注意書きも。金運アップを祈願して、池の中にお賽銭を投げる人も結構多いよう。しかし神様の前で、願い事が込められたお金を拾って持ち帰るのはNGです。
銭洗弁財天の境内には、他にも3つの社がある
銭洗弁財天の境内にある「七福神社」。こちらは商売繁盛のご利益があると言われています。
そして2つ目が「下之水神宮」。こちらには「水波能売命(みずはのめのかみ)」という水の神様が祀られていて、湧き水が小さな滝のように流れている場所です。
そして3つ目が「上之水神宮」。こちらも下之水神宮と同様に「水波能売命」という水の神様が祀られています。本殿から奥宮へ行ってお金を清め、そして上之水神宮から下之水神宮、七福神社へと回れば、銭洗弁財天を一通り巡る事ができます。鎌倉散策のついでに立ち寄るスポットとして、ここはお薦めですよ!
今回訪れた鎌倉の歴史スポット
名称:銭洗弁財天宇賀福神社
住所:神奈川県鎌倉市佐助2-25-16
拝観時間:8:00~17:00
拝観料:なし
アクセス:JR横須賀線・江ノ電「鎌倉駅」から徒歩約20分
駐車場:駐車場なし(徒歩または駅からタクシーでアクセス)
レキタビ編集部
歴史スポット巡りや観光、老舗の歴史飯を味わう旅って案外楽しい!と言って頂けるような情報を発信したいと思います。