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名古屋めしの鉄板にもこだわりと歴史あり!人気を二分する味噌煮込みうどんの一角を喰らう旅

記事公開日:2016/03/04

皆さんが旅先で楽しんだご当地グルメの逸品をご紹介するシリーズ、第59回はこれぞ名古屋めし!の代表格とも言える「味噌煮込みうどん」をご紹介。人気を二分する「山本屋総本家」と「山本屋本店」、今回は山本屋総本家がこだわる味噌煮込みうどんの味わいをご堪能ください。

山本屋総本家のえび天味噌煮込みうどん

※写真はえび天味噌煮込みうどん

 

地元では総本家派と本店派も。名古屋めしの一角にまで育てた山本屋総本家

 

今や「ひつまぶし」や「きしめん」と並び、名古屋名物のご当地グルメとなっている「味噌煮込みうどん」。観光に訪れる方であれば、どこかで味噌煮込みうどんを食べて帰れればと思うくらいかもしれませんが、名古屋の人々にとっては「山本屋総本家」派と「山本屋本店」派で好みが別れてしまうほど。

 

この味噌煮込みうどんのルーツは定かではないものの、戦国時代、甲斐の武田軍団の陣中食であった「ほうとう」が徳川支配の時代に伝わったもの、または明治時代になってからほうとうを参考に愛知県一宮市周辺で生まれたものだとも言われます。そして今回ご紹介する「山本屋総本家」は、大正14年頃に初代の店主とその妻が開店させた店とされ、名古屋では比較的ポピュラーとなっていたこの家庭料理を名古屋の名物にまで育てたと言われます。

 

コクと旨味がぐっとくる。赤味噌文化が根付く地ならではのヤミつき食

 

鰹やシイタケ、昆布などを用いて作った出汁に、たまり醤油とみりんで味付けを行い、岡崎産の八丁味噌と名古屋産の白味噌を絶妙なバランスで合わせた味わい。そして茹でたうどん麺ではなく、生のうどん麺を直接鍋で煮込む事で感じられるコシ、さらに料理が冷めにくいようにと、信楽産の土鍋を選んで使用するというこだわり。

 

煮えた土鍋の蓋を開ければ湯気が一気に立ち昇り、熱すぎるほどに熱いうどんが姿を現す。レンゲを使って一口味噌出汁を味わえば、コクと旨味がぐっときて、フーと冷ましたうどん麺のコシを感じながら食べ進む。そして傍らにあるご飯と味噌出汁を一緒に味わえば、なんとも言えないヤミつき感がたっぷり。「これぞ、名古屋めし!」と言わんばかりのこの逸品は、赤味噌の文化が根付くこの地ならではの鉄板中毒グルメとも言えます。

 

山本屋総本家の檀溪店

出典:http://www.sakurayama-info.com/

※写真は山本屋総本家の檀溪店

 

今回ご紹介した愛知県・名古屋旅のご当地グルメ

 

名称:山本屋総本家(檀溪店)
住所:愛知県名古屋市昭和区檀溪通4-40
営業時間:月~金:11:00~15:00、17:00~22:00/土・日・祝:11:00~21:00
定休日:火曜日
駐車場:店舗前に駐車場あり

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