リアルな明治時代にタイムスリップ!博物館明治村、貴重な建築物の数々が息づく場所を巡る旅
愛知県犬山市にある「博物館明治村」。ここは日本の建物の歴史や発展を語る上で、見逃せない貴重なスポット。今回はこの明治村というユニークなスポットの見所をピックアップしてご紹介していきます。
※写真はかつての帝国ホテルの中央玄関。20世紀建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトが手がけた貴重な建物も明治村にある
愛知県犬山市にある博物館明治村。ここは全国各地から移築され、集められたという明治時代の建築物の数々に出会う事ができる、全国の中でも非常に珍しい博物館です。100万平方メートルという広大な敷地の村内は1丁目から5丁目までの番地が付けられていて、明治時代の蒸気機関車が走っていたり、明治時代当時に流行したという牛鍋などのグルメも味わうことができるようになっています。ここはまさに、明治時代の暮らしの中にタイムスリップしたかのような不思議な体験ができる場所なのです。
※写真は聖ザビエル天主堂。明治時代、京都の河原町三条にあったというカトリックの教会堂も明治村に移築されている
また、明治村と言えば地元では遠足の場所やデートスポットとしても有名ではありますが、実は重要文化財に指定された建物が多数集まっているため、近年は様々な映画、ドラマのロケ地として使用される機会も多くなっています。
村内の全てが撮影スポットといっても良いくらい、見所の多い明治村ですが、この中でもぜひお薦めしておきたいのが、「聖ヨハネ教会堂」と「聖ザビエル天主堂」、そして「帝国ホテルの正面玄関」です。これらを見学すれば、急速に近代化、西洋化していった日本の時代の雰囲気を感じ取ることができると思います。
※写真は旧金沢刑務所の監房塔。当時の時代の監獄の様子までも知る事ができる貴重な場所
また、その他にも近代化産業遺産群に指定されている建物や、化学遺産に認定されているという明治時代の理化学教室、さらには「森鴎外、夏目漱石の住宅」など、想像以上に貴重な建物の数々を目にすることができるようになっています。
※写真はかつての北里研究所本館。大正4年に建てられたというこの建物は、ドイツのバロック風を基調にしたものとも言われる
尚、明治村は山の中にある野外の博物館という事もあり、とにかくよく歩く事にはなります。そのため、ここを訪れる場合は、歩きやすい靴や服装で行くのがお薦め。もしもっと手軽に園内を回りたいという場合は、蒸気機関車や昔の京都市電など、村内の移動に利用できる明治時代の乗り物もあります。こちらを利用すれば、楽しみながらも手軽に園内を廻ることができると思います。
※写真はかつてのピアノと建物のステンドグラス。建物の中には貴重な品も残されている
明治村では季節ごとに様々なイベントも行われています。例えば着物の着付け体験イベントや、子供向けのイベントなども開催されていますので、事前にホームページでイベント情報を確認してから訪れると、より一層楽しめると思います。
最後に意外なお薦めとしては、夏の時期に開催される「宵の明治村」です。まさに夏の夜間営業になっている訳ですが、夕方からの涼しい時間帯で暑さも和らいでいますし、花火などのイベントもあるため、カップルや家族連れなどでも楽しい体験ができると思いますよ。
今回ご紹介した愛知旅のスポット
名称:博物館明治村
住所:愛知県犬山市字内山1番地
開村時間:基本は9:30~17:00(時期によって開村時間に若干の変更あり)
休村日:12月、1月、2月の毎週月曜日、年末年始、その他
入村料金:大人1,800円・大学生/シニア1,300円・高校生1,000円・小中学生600円
アクセス:名鉄「犬山駅」東口から明治村行きのバスに乗車し約20分
駐車場:あり(有料)
参考リンク:博物館明治村の公式サイト
ニホンタビ編集部
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