道後温泉、風情溢れる日本三古湯の名湯で、湯かごを片手に街を巡る愛媛旅
日本三古湯の1つに数えられる名湯、愛媛の「道後温泉」。今回は長い歴史の中で、数多くの人々の疲れを癒やし、守り継がれてきたこの温泉地の魅力と見所をご紹介。湯かごを片手に散策したくなる愛媛旅です。
道後温泉は兵庫の有馬温泉、そして和歌山の白浜温泉と並び、日本三古湯の1つに数えられる温泉です。日本の歴史を伝える日本書記という書物の中では最古の湯とされ、遥か昔には聖徳太子が、そして近代には夏目漱石などの文豪も愛したと言われる名湯でもあります。
道後温泉 / zamojojo
「湯かご」を片手に外湯を巡り、ハイカラ通りをぶらりと散策
周辺の街並みには懐かしい風情と情緒が残り、外湯を巡る際には欠かせない道具とも言える「湯かご」を宿で借り、のんびりと街の散策を楽しむのも道後温泉ならではの光景の1つ。近隣には約250mに渡って続く「道後ハイカラ通り」と呼ばれる商店街もあり、浴衣姿でぶらりと観光を楽しむ旅人たちの姿も目にする事ができます。
CIMG9943 / senngokujidai4434
カラクリ時計そばの足湯に浸かりながら、足湯マップで湯巡りを
そして道後温泉の駅前に佇むのが「カラクリ時計」。このすぐそばにはゆっくりと足湯に浸かる人々の姿も。周辺には無料の足湯スポットが多数あり、「足湯マップ」を片手に様々な足湯を巡るのも、道後温泉の楽しみ方の1つとなっています。
加えて近年には、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の中で登場していた汽車が「坊っちゃん列車」として復活、懐かしい蒸気機関車の風情も楽しむ事もできるようになりました。
道後の定番「湯あがり朝市」で地元の人々との交流も
地元の人たちにとっての道後温泉は、愛媛を代表する観光地の1つであり、県内にある数々の温泉の1つ。普段から車に積んであるお風呂セットを片手に訪れる、温泉好きの地元の人たちの姿もあります。また、毎月第4日曜日の朝に開催される「湯あがり朝市」では、地元で育った野菜や果物などが並び、宇和島名産の真珠の販売が行われる機会もあるなど、地元でもよく知られた定番の朝市となっています。
重要文化財にも指定される道後温泉本館は鉄板のお薦めスポット
もし初めて道後温泉を訪れるなら、まずは「道後温泉本館」が定番とも言えるお薦めのスポット。国の重要文化財にも指定されている道後温泉本館の建物は、道後温泉の象徴とも言える存在です。ここにはかつて夏目漱石や正岡子規も入ったという風呂が今も残り、さらには夏目漱石ゆかりの部屋なども「坊っちゃんの間」として昔のままに保存されています。
Dogo Onsen (Hot Springs Main Building) / Hyougushi
春になれば温泉と桜が同時に楽しめるという贅沢も
春になれば、近くの道後公園に咲く桜も見所の1つになります。もしお花見の季節にここを訪れれば、温泉と桜を一度に楽しむというちょっとした贅沢感も味わえます。数々の旅人たちを癒やしてきた道後温泉の地には、今日もまた心地よい湯けむりが上がる。ここは昔も今も、大切に守り継がれている温泉地です。
今回ご紹介した愛媛旅のスポット
名称:道後温泉本館
住所:愛媛県松山市道後湯之町5番6号
営業時間:6:00~23:00(最終入館は22:30)
利用料金:大人410円から・子供は160円から
アクセス:伊予鉄道城南線「道後温泉駅」から徒歩約5分
駐車場:道後温泉駐車場あり(収容台数100台/30分100円)
参考サイト:道後温泉旅館協同組合の公式サイト
ニホンタビ編集部
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