こんなユニークな神社も!珍しいご利益のある神社、神様に出会う京都旅7選
全国各地には珍しい神様がたくさん祀られていて、そのご利益もとってもユニーク。今回は京都旅行の際にぜひ訪れてみたい、ユニークな神様、珍しいご利益のある神社をまとめてご紹介していきます。
※写真は京都の御金神社
【1】今や縁切りが人気に!悪縁を切り、良縁をつなぐという「安井金比羅宮」
安井金比羅宮は別名「縁切り神社」と言われています。悪い縁を断ち切り、良い縁をつなぐ場所と言われていて、本殿の前には大きな穴の開いた「縁切り縁結び碑」という石があり、参拝後に思いを念じながらこの穴をくぐり、もう一度穴をくぐって戻ってくると、悪い縁を断ち切ってくれるそうです。
こちらの神社のお札には、旦那さんの浮気癖が治るようにといった願い事や、相手の女性の名前が書いたお札などもあったりします。最近ではストーカーや、なかなか別れてくれない人などから逃れたいと願って訪れる人もいるそうです。
名称:安井金比羅宮
住所:京都府京都市東山区東町大路松原上る下弁天町70
【2】髪の悩みのパワースポット!髪と頭にご利益があるという「御髪神社」
御髪神社 / Mikami Shrine / Kentaro Ohno
御髪神社由緒 / Mikami Shrine / Kentaro Ohno
御髪神社は日本で唯一の、頭と髪の神社だそうで、ご祭神は「藤原采女亮政之(うねめのすけまさゆき)」という人です。藤原家の子孫なのだそうですが、日本で最初に髪結職という職業だった人とも言われます。いわゆる昔の美容師さんに当たる方だと思いますが、そんな由来もあってか、美容関係の方や、髪に悩みのある方が多数参拝に訪れるそうです。
境内には「髪塚」という石碑もあり、そこに自分の髪を納める(献髪する)とご利益があるそうです。ちなみにこちらの神社の絵馬には、薄毛で有名な著名人の方が書いていった内容などもあってなかなか面白いです。また、こちらには毘沙門天の像もあり、髪を守る=頭を守るということに因み、受験生が合格祈願のために参拝するというケースも増えているそうです。
名称:御髪神社(みかみじんじゃ)
住所:京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町10-2
【3】黄金色の鳥居がバブリー!一攫千金を願う人が訪れるという「御金神社」
御金神社は京都の街中にひっそりと佇む神社なのですが、こちらの神社の鳥居は黄金色に輝いています。この神社には資産運用や証券取引、不動産業など、お金に関わる仕事の人が自らの成功を祈願したり、競馬や競輪、宝くじの当選を願う人たちがたくさん訪れます。
ここでは御神木であるイチョウの木をかたどった絵馬に、願い事を書いてから奉納をします。一攫千金を望む参拝者がたくさんお参りするそうですが、もともとはもっとひっそりとしていたそうなのですが、今や金神様の愛称で親しまれ、社殿も立派になっています。
名称:御金神社(みかねじんじゃ)
住所:京都府京都市中京区西洞院通御池上ル押西洞院町
【4】お守りはSDカード!電気・電波の神様が祀られる「法輪寺の電電宮」
電電宮は十三詣りで有名な嵐山・法輪寺の境内にある電気・電波の神様を祀っている神社です。古くから雷や稲妻の神様・電電明神を祀っていましたが、昭和期に電波・電気の神様を祀る神社として再建されました。現在は電気・電波に関する関係者だけでなく、コンピューターや電気通信業、電気メーカーなどで働く人たちも多く訪れる神社だそうです。
ここにはこういった事業に関わっていた方々の霊を慰めるための石碑もあり、一角にトーマス・エジソンのレリーフが掲げられているのも非常にユニークです。また、こちらのお守りは8GBのSDカードというこれまたユニークなもので、中には法輪寺の本尊のJPG画像が入っていて、携帯電話の待ち受け画像として使う事ができるようになっています。
名称:法輪寺の電電宮(でんでんぐう)
住所:京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町68-3
【5】マラソンランナーの聖地!足腰を守るご利益があるという「護王神社」
護王神社は京都御所の西側にあり、別名「マラソン神社」と言われるほど、多くのマラソンランナーが完走祈願のために訪れている神社です。もともとは足腰の守護にご利益があるとされていて、足腰の病気平癒、足腰の健康のための祈祷もお願いできるという全国でも珍しい神社になっています。
境内には「脚萎難儀回復の碑」というものがあり、参拝者は足の形をした石の上に乗ったり、碑をさすったりして治癒を祈願します。ちなみに毎月21日の午後3時から「足腰祭」が行われていて、参列者は本殿で祈願した後に、御千度車をまわして参門に付けられた大きなお守り「足腰の大御守」の下をくぐって、足腰の健康と安全を祈願するそうです。
名称:護王神社(ごおうじんじゃ)
住所:京都府京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
【6】祈願後はうなぎメニュー禁止!うなぎの神様が祀られる「三嶋神社」
三嶋神社は「うなぎの神様」が祀られているという非常に珍しい神社です。この神社に祈願する人は、願いが叶うまではうなぎを食べてはいけない事になっていて、子宝や安産のご利益を願う人たちがここを訪れています。
以前まではご利益が得られた際に、三嶋神社へうなぎを持参し、近くを流れる音羽川に放して放生したと言いますが、現在では音羽川がほぼ枯れてしまっているため、代わりにうなぎの絵馬を納めています。この三嶋神社の神様は、生命の誕生から水子の慰霊供養に至るまでを導いてくれて、見守ってくれる神様です。毎年10月26日には鰻祭(鰻放生大祭)も行われています。
名称:三嶋神社(みしまじんじゃ)
住所:京都府京都市東山区東大路通東入上馬町3丁目
【7】航空マニアの聖地!飛行機、航空安全のご利益があるという「飛行神社」
日本人で初めて、ゴム動力のカラス型飛行器の飛行を成功させた二宮忠八という人が、飛行機に関連して亡くなった人たちの慰霊のために、自らの私財を投じて建立したという神社です。この神社は古代の空の神である、饒速日命と饒速日命が天下った磐船神社の分霊を祭祀していることから、飛行機の安全に御利益があるとされ、航空自衛隊や民間機のパイロットにも信仰されているそうです。
飛行機や航空安全のご利益をメインにしている神社は、全国各地の中でも、この飛行神社が唯一と言っても良いのではないと思います。ちなみにここには二宮忠八の業績を伝える資料館もあるので、航空マニアの方にとってはハズせないスポットになっているのではないかと思います。
名称:飛行神社(ひこうじんじゃ)
住所:京都府八幡市八幡土井44
ニホンタビ編集部
歴史スポット巡りや観光、老舗の歴史飯を味わう旅って案外楽しい!と言って頂けるような情報を発信したいと思います。
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