逗子・仙満亭、地元民が子供の頃から知っている、何気ない味がある店【みんなで楽しむご当地グルメ】
神奈川県逗子市、逗子駅前にある一軒の古びた町中華のお店。そこは敢えて他の人に自慢するほどではないものの、地元民にとっては当たり前すぎるほどの一軒。ご当地グルメの逸品をご紹介するシリーズの第53回は「仙満亭」をご紹介。
※写真は仙満亭の「あんかけチャーハン」
特に何と言う訳ではないものの、気付けば足が向く地元の店
外の街から訪れる人に自慢するほどではないものの、気がつけば何度もあのお店の味のお世話になっている。皆さんの地元にも、そんな馴染みの一軒はありませんか?今回ご紹介する神奈川県逗子市の町中華のお店「仙満亭」は、逗子に住む人たちならほとんどが知っている、古い地元のお店です。
※写真は逗子駅前の銀座商店街
逗子の人たちにとっては当たり前すぎるこの風景の中に馴染む
夏になれば海水浴客が集まり、海の家が軒を連ねる逗子海岸。鎌倉、そして葉山に隣接するこの街は、首都圏でも有名なリゾート地としての顔を持つ一方、長年に渡って静かに暮らしている地元の人たちも多い地域です。そしてここはJR逗子駅から逗子海岸へと向かう道にある銀座商店街。60年以上の歴史を持つこの商店街は、逗子の人たちにとっては当たり前すぎるほどの風景となっている商店街です。
※写真は銀座商店街の入り口にある仙満亭
仙満亭は逗子の食堂デパート、いや町中華、いや定食屋さんでしょ!
冒頭では町中華という形でご紹介したものの、店の入り口の上にある看板には「食堂デパート」という文字が。もはや時代が一巡して、食堂デパートという響きが新鮮にすら感じられます。恐らく、逗子の街の外からやってきた方が、いきなりこちらのお店に入ってみるという確率は低いかもしれません。でもそれがまたいいんです。ここは食堂デパートであり、町中華であり、時には定食屋さんでもある、地元ではそんなお店になっています。
創業から60年以上経つという仙満亭の外観。窓には地元のイベント情報から野球教室、生徒募集のビラに至るまでがびっしりと貼られています。そしてもはや数えきれないほどのメニュー写真も並んでいます。
※写真は仙満亭の店内風景
仙満亭ってどんなお店?地元の人にそんな風に聞くと、様々な答えが返ってきます。あーとりあえず駅前で腹が減ったら行く店という人もいれば、俺はあそこに行ったら●●(メニュー名)が美味いと思う!と答える人も。もしくは特に何っていう店ではないけど、みんな知ってるし、結局よく行ってる。ついにはあ~、久々に仙満亭の●●が食べたいわ~という流れにもなってきます。そして時々、俺は仙満亭よりも日満亭派だわ!という地元の強者も現れてみたり。
地元の人々が子供の頃から知っている、何気ない味がある店
最近は美味しい飲食店も増え、他にも行くべきお店はあると思います。しかしながら、なぜか地元の人の頭の片隅にインプットされていて、ふとした時に食べに行く、いや気がつけば既に食べ終わってしまうお店。親もここのメニューを食べていたし、僕もずっと食べている。皆さんの街にも一軒はあるかもしれないこんなお店、いつまでも大切に引き継がれていくといいですね。本日の逗子旅はこれにて終了、さあ、今日は何を食べようかな!
今回ご紹介した逗子旅のスポット
名称:仙満亭(せんまんてい)
住所:神奈川県逗子市逗子5丁目2-52
営業時間:11:00~19:50(ラストオーダー)
定休日:火曜日
アクセス:JR横須賀線「逗子駅」の改札口から徒歩2分程度
ニホンタビ編集部
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