この食べ放題がスゴイ!三重・志摩半島名物、的矢かき【みんなで楽しむご当地グルメ】
みんなが全国の旅先で楽しんだ、ご当地グルメの逸品をご紹介するプチ読み物。第33回は三重県の志摩半島、鳥羽市周辺で味わえる「的矢かき」をご紹介。歴史スポット巡りの合間にほっと一息、ご当地ならではのメニューが、旅の思い出作りをグンと盛り上げてくれますよ!
※写真は牡蠣の食べ放題で賑わう鳥羽市の丸善水産
※写真は牡蠣フライ丼
志摩半島・的矢湾の名物・的矢かき、薦めてくれた旅人さんの声
志摩半島の的矢湾は的矢かきの産地として有名ですが、鳥羽市の周辺でなんと「牡蠣の食べ放題&牡蠣フライ丼」という旬の贅沢が味わえました。冬場の旬の時期になってくると、周辺のあちこちで牡蠣の食べ放題のお店が出ていて、地元の人や観光客でかなり賑わっています。
そしてもちろん、私が訪れて食べたのも「牡蠣の食べ放題セット」でした。海から上がったばかりの新鮮な的矢かきを、好きなだけ炭火で焼き、思う存分豪快に味わう事ができます。ちなみに牡蠣の味噌汁、牡蠣フライ丼までついて、お値段はなんと2600円でした!もう大満足間違いなしです。炭火焼きの牡蠣はもちろんですが、アツアツの牡蠣フライの上にさっぱりとしたトマトソースがかかった丼ぶりも、とても美味しかったです。
このご当地グルメの歴史メモ
国内有数の牡蠣の産地として知られる的矢湾。豊かな漁場であるこの湾には多くのプランクトンが生息し、この湾で育てられた牡蠣は栄養価の高さはもちろん、甘味が強い牡蠣であると言われます。そして現在では伊勢海老や松阪牛などと並び、三重が全国に誇る「三重ブランド」にも認定されるほど、地元、そして関西圏・東海圏などでも美味しい牡蠣として人気を集めています。
そんな的矢かきの生みの親とも言われる人物が、明治時代生まれの水産学者・佐藤忠勇氏。真珠の養殖で使われている筏(いかだ)に付着した牡蠣の稚貝を見つけた事をきっかけに、本格的な牡蠣の養殖に取り組み始めたと言われています。現在多くの牡蠣の産地で用いられる「垂下式養殖法」という養殖の方法を考案した人物でもあり、日本の牡蠣養殖の歴史において名を残す人物となっています。志摩半島の鳥羽市周辺には牡蠣の食べ放題を掲げた様々な店があり、丸善水産、浜英水産、久保田水産などの地元の店が人気を集めています。
レキタビ編集部
歴史スポット巡りや観光、老舗の歴史飯を味わう旅って案外楽しい!と言って頂けるような情報を発信したいと思います。