島根で泊まりたい!風情ある老舗旅館・文化財のある旅館
歴史旅に欠かせないのが贅沢なひと時が味わえる名旅館と美味しい料理。ここでは島根県への歴史旅で一度は泊まってみたい、風情ある老舗旅館や文化財のある旅館をまとめてご紹介。今後も旅館のリストは随時追加していきますよ。
【1】美保館
この旅館を教えてくれた人の声
美保関は古くから朝鮮半島等との日本海交易の要であり、たたら製鉄で出来た鉄の輸出港として繁栄していました。今でも古墳が発見されるなど、狭い地域で多くの豪族が暮らし、財を成していたことがわかっています。また、江戸時代には西日本有数の歓楽街となっていたそうですが、美保館は明治38年に創業し、本館と旧本館が島根県で初めて、国の有形登録文化財になりました。かつては文人をはじめとした著名人も訪れたそうですが、現在でも大正ロマン溢れる古建築と、美保大観と呼ばれる美保湾と大山の眺望を楽しめるとあって、観光客にはもちろん、結婚披露宴会場(1日1組貸切)としての利用でも人気です。
住所:島根県松江市美保関町美保関558
アクセス:車で米子ICから約50分
【2】三階旅館
この旅館を教えてくれた人の声
ここはその名の通り、木造3階建ての旅館ですが、江戸時代に建てられた建物が現在まで残っています。元々は有福温泉から約40kmの位置にある、三隅という城下町の殿様の隠居用の別邸として建てられたそうですが、明治時代になってから振縄館という名前の旅館になっています。その当時は3階建ての建物自体が珍しく、いつの頃からか「三階さん」と呼ばれるようになったとのことです。今でも3階にある部屋の格子などは、江戸時代のものがそのまま残っているそうです。
住所:島根県江津市有福温泉町692
アクセス:車で江津西ICから約15分
【3】旅館のがわや
この旅館を教えてくれた人の声
温泉街としては国内で初めて重要伝統的建造物群保存地区に指定されたという、温泉津(ゆのつ)の一角に居を構えているのが「のがわや」です。温泉津は平成19年に世界遺産へと登録された「石見銀山」、そしてその物資を海路へ運ぶ中継地として重要な宿場町だったと言います。古き時代の面影が残る町の中で、のがわやの建物も大正元年から続いているという、歴史情緒のある日本建築です。館内にある温泉は1300年以上湧き続けるそうで、天然温泉100%の掛け流しの湯に入ることができます。
住所:島根県大田市温泉津町温泉津口30
アクセス:JR山陰本線「温泉津駅」から車で約10分
レキタビ編集部
歴史スポット巡りや観光、老舗の歴史飯を味わう旅って案外楽しい!と言って頂けるような情報を発信したいと思います。