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出雲そばの老舗・羽根屋(はねや)の三色割子定食【みんなで楽しむご当地グルメ】

記事公開日:2016/01/26

ご当地グルメの逸品をご紹介するシリーズ、第54回は島根県出雲市の「羽根屋の三色割子定食」をご紹介。江戸時代末期に創業し、大正天皇にもそばを献上したという老舗の名店を巡る出雲旅です。

出雲そばの老舗・羽根屋の三色割子定食


創業は江戸時代末期、大正天皇にも献上したという出雲そばの老舗

 

出雲そばの老舗「羽根屋(はねや)」。今回は出雲文化伝承館という、出雲市芸術文化振興財団所有の博物館の一角にある支店で、「三色割子そば」の定食を頂いてきました。こちらのそばは出雲そばの特徴である割子に入って提供され、三色という名前のつく通り、それぞれの割子そばには山菜、山芋のすりおろし、天かすといったトッピングがなされています。

 

そして定食ということで、そばの他に加薬ご飯と味噌汁、そして漬物数種とかまぼこの乗った皿が折敷に乗って出てきました。このそばは三色割子の単品でも注文はできるのですが、出雲在住歴のある友人から、「定食の加薬ご飯が美味しい!」という話を聞いていた事もあり、今回は定食にしてみました。

 

肝心のそばは蕎麦の実が香り立つしなやかなもの。割子に入って出てくるため、水っぽさがあるのかもと思いましたが、心配には及びませんでした。恐らく更科そばを食べ慣れている方にとっては、黒めの蕎麦の美味しさを味わう良い機会になるかもしれません。

 

そして、加薬ご飯については友人の薦めに違わず、やや薄めの味付けが印象的で、加薬の香りがしっかりとした、非常にお得感の感じられるお椀になっていました。また、最後にお店の方に蕎麦湯をお願いしたところ、おかわり分まで持ってきて頂けて、この敷地内の平成の名水百選、浜山湧水群の水を使用したであろうそばを、隅々まで堪能させてもらいました。

 

羽根屋伝承館の外観

 

出雲文化伝承館にある店内からは庭園も望め、浜山湧水群の水も汲める

 

出雲文化伝承館の敷地内にある羽根屋は、古民家調の作りで庭園が望める落ち着いた雰囲気のお店。店内は2名から4名掛けの椅子席と、小上がりの座敷席が4卓ほど。ここは出雲伝承館という文化施設の中ではありますが、敷地内への入場は無料となっていました。

 

私がこちらのお店を訪れた時には、20分程度の待ち時間がありましたが、すぐ横では移築された古民家や、茶室を見る事ができて、暇を持て余すことなく待つことができました。他にも入場料は別途かかってしまうものの、博物館があり、文化財などに触れる休日を過ごすには良いスポットだと思います。駐車場には自由に汲める名水百選の水もあるため、水を汲めるタンクを持って自家用車で訪れるのも、またお薦めかもしれませんよ。

 

今回ご紹介した出雲旅のご当地グルメ

 

名称:羽根屋 伝承館店
住所:島根県出雲市浜町520出雲伝承館
営業時間:11:00~16:30
定休日:毎週月曜日と年末年始
駐車場:多数あり
アクセス:徒歩の場合、一畑電車大社線「浜山公園北口駅」から約16分
参考リンク:羽根屋の公式サイト

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