山形で泊まりたい!風情ある老舗旅館・文化財のある旅館
歴史旅に欠かせないのが贅沢なひと時が味わえる名旅館と美味しい料理。ここでは山形の歴史旅で一度は泊まってみたい、風情ある老舗旅館や文化財のある旅館をまとめてご紹介。今後も旅館のリストは随時追加していきますよ。
【1】白布温泉・西屋
この旅館を教えてくれた人の声
西屋は白布温泉で江戸時代から続く名旅館です。この白布温泉は700年の歴史を持つと言われ、湯治場として多くの人たちに愛されてきました。そして西屋は江戸時代から続く茅葺屋根の旅館で、古き良き年代を感じさせる建物が魅力になっています。江戸時代には上杉藩が戦の備えとして、幕府に隠れて鉄砲を製造した際、堺から職人たちを招き、直江兼続公の勅命で西屋に滞在させ、寝食の世話をしたという逸話もあります。近くには鉄砲鍛冶の遺跡も残り、上杉家の歴史を訪ねた後に源泉かけ流しの温泉と、米沢牛などの地元の食材をふんだん使った料理で、ゆっくりと寛げた旅館でした。
住所:山形県米沢市関町1527
アクセス:山形新幹線「米沢駅」から南原経由白布・天元台行バスに乗車し約45分、白布温泉バス停下車
【2】白布温泉・東屋
この旅館を教えてくれた人の声
山形県米沢市にある東屋は、白布高湯という温泉もあり、お湯が良いことでも有名です.山の中腹に位置し、情緒があり、昔ながらの農機具なども見ることが出来ました。また、米沢の「玉こんにゃく」も有名なのですが、こちらの玉こんにゃくは味がよく、美味しかったです。山の上にはスキー場もあり、冬もスキーの後に雪を見ながら温泉に入れます。加えて夏の避暑地としてもお薦めです。近くには温泉プールもありますよ。
住所:山形県米沢市関1537
アクセス:山形新幹線「米沢駅」から南原経由白布・天元台行バスに乗車し約45分、白布温泉バス停下車
【3】温海温泉・萬国屋
この旅館を教えてくれた人の声
山形県は温海温泉に居を構える萬国屋。温海温泉は1,000年を超える歴史を持つと言われていて、その風情から、多くの文人たちも訪れたそうです。松尾芭蕉や横山利一、与謝野晶子なども訪れたと伝えられ、素晴らしい作品を書くにあたってのヒントを得ていったのでしょうか。そんな歴史のある温海温泉の中で、とりわけ歴史のある旅館と言えば萬国屋です。創業300余年以上の老舗で、萬国屋の名前の由来はパリの万国博覧会から来ていると言います。過去に火災や水害も遭ったそうですが、今日まで長い間営業を続けている山形の老舗旅館です。
住所:山形県鶴岡市湯温海丁1
アクセス:JR羽越本線「あつみ温泉駅」から無料送迎あり(要事前連絡)
【4】赤湯温泉・いきかえりの宿 瀧波
この旅館を教えてくれた人の声
瀧波の母屋は米沢上杉藩時代の庄屋の屋敷を移築・復元した建物で、約350年もの歴史があります。門をくぐった玄関は元馬小屋、その奥に入ると風情のある囲炉裏カウンターがあり、そこでウェルカムドリンクの抹茶が頂けます。朝には社長自らが作ったお米で、美味しいお餅も食べさせてくれました。大きな臼で毎朝餅つきをし、社長さんが様々な歴史ある話を聞かせてくれて、あんこ・秘伝豆・納豆・大根おろし・みそ・お雑煮・きなこの7種類の味付けのお餅、もちろん食べ放題でした。この朝恒例の餅つきを楽しみに、リピートしているお客様もいるというお宿です。
住所:山形県南陽市赤湯3005
アクセス:山形新幹線「赤湯駅」から車で約8分
【5】仙台屋旅館
この旅館を教えてくれた人の声
山形なのに仙台屋という名前の旅館です。木造4階建ての旅館で、今では消防法の都合上、建てる事が出来ないと聞きます。建てられたのが昭和初期というだけあって、とても味わいがあり、心落ち着く客室でした。お風呂は天然温泉ではないものの、ヘルストン温泉とアロマ湯です。こちらは値段がとてもリーズナブルで料理の品数も多く、味も美味しいです。山形駅から徒歩で約15分、周囲の道路は一方通行が多いため、車でのアクセスがちょっと複雑ですが、駐車場も完備しています。
住所:山形県山形市木の実町10-26
アクセス:JR奥羽本線「山形駅」から徒歩約15分
レキタビ編集部
歴史スポット巡りや観光、老舗の歴史飯を味わう旅って案外楽しい!と言って頂けるような情報を発信したいと思います。