福山の老舗洋食店、ともんちゃ食堂で味わうデミかつ丼【みんなのご当地グルメ体験記】
皆さんが旅先で楽しんだご当地グルメの逸品をご紹介するシリーズ、第56回は広島県福山市の老舗洋食店、「ともんちゃ食堂のデミかつ丼」をご紹介。ご飯の上にのったこのとんかつ、そして手作りのデミグラスソースの味わいにハマってしまいそうな、愛すべき街洋食を巡る旅へとご案内。
「デミかつ丼」という食べ物をご存知ですか?
皆さんは「デミかつ丼」という食べ物をご存知ですか?この丼ぶりの発祥地は岡山らしいのですが、岡山に近い福山の街でも、実はデミかつ丼を味わえるお店があるんです。私も今回初めて、デミグラスソースで食べるとんかつの丼ぶりを味わってみました。
ご紹介するデミかつ丼に出会えたお店の名前は、福山の駅からほど近い場所にある「ともんちゃ食堂」。ここは昔から続いている福山の洋食屋さんで、ソースもかつも全て手作りなのだとか。濃厚でしっかりとしたコクがあり、少し甘みもあるデミグラスソースに、さくさくジューシーなトンカツという組み合わせ。このデミグラスソースが絡んだご飯は、正直それだけで食べても構わない!というほどに美味しいのです。
とんかつにも不必要なほどの油っぽさがなく、衣も薄めでサクサク感が感じられる。軽めの仕上がりのかつとなっているので、恐らく女性の方でもペロッと食べられる味わいだと思います。かつの大きさは小ぶりにも見えますが、2枚ほどずれて乗せてあるためボリュームも満天です。ちなみにさっぱりと味わいたいという方にはレモンも添えられてあるため、ちょっとだけレモンを絞って味に変化をつけていく事で、2度美味しいという楽しみ方もできると思いますよ。
欲張りな方にはデミかつとオムライスなどの組み合わせも
その他にもオムライスやハンバーグなど、鉄板でありながらついつい食べたくなってしまう、そんなメニューもありました。欲張りな方であれば、例えばデミかつとオムライスといった組み合わせのセットもできるとのことだったので、気になる方はぜひお試しを。
1966年創業の街洋食の老舗。地元では今も「ともちゃん」でお馴染み
以前までは別の場所で「ともちゃん食堂」という名前で営業していたそうですが、その場所のビル自体がなくなってしまい、移転の末に今のお店の場所となったのだとか。そしてこの時にお店の名前も「ともちゃん」から「ともんちゃ」に変わったとのこと。ここはもともと1966年に創業したという古いお店ですが、現在の店名になってからも、地元の人は「ともちゃん!」と呼んでいるそうです。
店内に入ればカウンター席とテーブル席が並び、小綺麗な雰囲気。働いている方の愛想もよく、注文する際も、私が呼ばずともさっと気づいてもらえました。今回お薦めした「デミかつ丼」はお腹も大満足で、720円(税別)というリーズナブルなお値段でした。
今回ご紹介した福山旅のご当地グルメ
名称:ともんちゃ食堂(旧ともちゃん食堂)
住所:広島県福山市伏見町4-3
営業時間:月~金は11:00~21:00、土日・祝日は11:00~16:00、17:00~21:00
定休日:水曜日
アクセス:JR山陽本線「福山駅」から徒歩約5分