仙台名物・利久の牛タン炭火焼き定食【みんなで楽しむご当地グルメ】
みんなが全国の旅先で楽しんだ、ご当地グルメの逸品をご紹介するプチ読み物。第38回は宮城県仙台市、「利久の牛タン焼き定食」をご紹介。歴史スポット巡りの合間にほっと一息、ご当地ならではのメニューが、旅の思い出作りをグンと盛り上げてくれますよ!
仙台・利久の牛タン炭火焼き定食、薦めてくれた旅人さんの声
仙台のご当地グルメと言えば「牛タン!」ということで、一年に一度は定期的に食べたくなる、「利久の牛タン炭火焼き定食」です。この定食の中身は名物の牛タンとご飯、お漬け物、そしてテールスープが付いたセットになっています。これだけのボリュームでお値段も1,000円ちょっとなので、とってもリーズナブルです。
肝心の牛タンの味わいはさすが仙台。牛タンというのは、本当に美味しくなければゴムのようにも感じてしまいますが、利久の牛タンは柔らかく、味もしっかりと付いています。牛タン以外にメインとなるものがある定食ではないと思うので、味に自信を持っていなければ作れない定食のメニューだと思います。
このご当地グルメの歴史メモ
今やその人気は全国まで広がってきていると言える仙台のご当地メニューが「牛タン」。この仙台名物の牛タンの歴史は、戦後すぐの昭和23年にまで遡ると言われます。地元で仙台牛タン発祥の店と言われているのが「太助」というお店で、こちらの初代店主・佐野啓四郎氏が、洋食のメニューの中で用いられていた牛タンの味わいをヒントに、現在の仙台牛タン焼きの形を考案したと言われます。
今や仙台で牛タン焼きを提供する店の数は飛躍的に増えていて、仙台駅周辺にも数多くの店や土産物店が軒を連ねています。今回ご紹介した「利久」は昭和63年(1987年)創業の牛タン専門店で、牛タンの熟成度、提供する際の厚みや焼き加減にも独自のこだわりを持ち、牛タン炭火焼きと牛テールのスープ、麦飯という組み合わせの定食スタイルが人気の定番にもなっています。利久の創業地である泉本店は地元客をはじめとして、多くの観光客も訪れるスポットになっています。
レキタビ編集部
歴史スポット巡りや観光、老舗の歴史飯を味わう旅って案外楽しい!と言って頂けるような情報を発信したいと思います。