温泉大好き武田信玄!信玄ゆかりの隠し湯温泉巡り5選
戦国大名の中でも一際高い人気を誇るのが武田信玄。そして信玄ファンの方であれば一度は耳にした事のある言葉が「信玄の隠し湯」。そこで今回は「武田信玄の隠し湯」と伝えられる温泉地をテーマにWebアンケートを実施。ここでは皆さんから寄せられた情報をまとめてご紹介していきます。温泉大好き武田信玄の書状が残る場所、ゆかりのある温泉地をぜひ巡ってみてくださいね。
下部温泉(山梨県南巨摩郡身延町下部)
"武田信玄の隠し湯と呼ばれる温泉は山梨県内に数多くありますが、下部温泉は信玄の父親である、信虎の時代から武田家公認の湯として栄えています。信玄の時代には川中島の合戦で負傷した兵士が傷を癒したとも言われる温泉としても知られ、近年では毎年5月に「信玄公かくし湯まつり」が催され、武田二十四将や家来を従えた信玄公一行が、鎧兜を身に着けて温泉街を練り歩きます。下部温泉は観光地としても魅力があり、6万本のあじさいが境内に咲く下山妙見寺(あじさい寺)や、砂金採りが体験できる湯の奥金山博物館といった施設もあります。温泉自体は下部川に沿って左右に30近くの宿が建ち並び、湯治で訪れる方も多いことで知られています。"
"下部温泉の古湯坊源泉館には信玄の書いた免状が保存されており、ロビーで複写を見ることができます。こちらの温泉は15畳ほどの大きな岩盤から自然に湯が湧き出し、その場所に浴槽を作ったという珍しいタイプのもの。安全のため湧き出し口の上に板を渡してありますが、板の下は2mもの深さがあるそうで、自然のパワーを感じることができます。温泉自体は30℃から32℃とぬるめであり、湯治にも最適だそうです。ほとんどの時間は男女が混浴で水着は禁止されていますが、女性専用の時間も夕方に1時間半ほどあります。日帰り温泉でも利用できますが、女性専用の時間は宿泊客のみの利用となるそうです。"
積翠寺温泉(山梨県甲府市上積翠寺町)
"信玄の隠し湯の1つである積翠寺温泉は甲府市街を見下ろす要害山城の麓にあり、夜景の美しさでも有名です。要害山城は躑躅ヶ崎館の北にあり、信玄生誕の地としての記録も残っています。温泉の名前の由来となった寺院・積翠寺には信玄の産湯と伝えられる井戸があり、まさにルーツが感じられる場所です。積翠寺温泉には温泉宿が二軒あり、それぞれ現山梨県知事の山本栄彦氏、元日本代表でヴァンフォーレ甲府の監督・保坂司氏の実家です。このような人物を輩出している温泉地なので、信玄の御利益があるのかもしれません。"
"信玄の父がこの地に要害の城を築き、山の麓に湧く温泉を発見したことから、一族療養の湯とされていたそうです。現在も「要害」という名前の温泉宿があり、展望露天風呂と大浴場があります。露天風呂からは甲府盆地と甲斐の山々の眺めを楽しむことができ、日帰り温泉としての利用も可能です。筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、消化器病、冷え性、疲労回復、婦人病、月経障害などに効能があると言われる温泉です。"
川浦温泉(山梨県山梨市三富川浦)
"笛吹川の上流に位置する川浦温泉は信玄の命令で開発された温泉と言われます。そしてここは武田四天王の1人、赤備えの鎧で徳川軍や上杉軍、織田軍を震え上がらせた名将・山県昌景ゆかりの地で、完成した後は川浦湯治場と呼ばれ、昌景が信玄から管理を任されていたそうです。川浦温泉の宿泊施設のロビーには、信玄が開発を命じた書状が現存していて、この書状は山梨県甲州市の恵林寺の宝物殿に所蔵されたものの複写だそうです。"
"川浦温泉にある「山県館」の経営者は、武田二十四将の一人である山県昌景の子孫だそうです。笛吹川渓谷の自然が望める浴場がいくつもあり、貸切り露天風呂は眺望の良さが自慢で、笛吹川の渓谷を眺めることができます。信玄公の岩風呂は朝の女性専用の時間帯を除いて混浴で、水着着用やバスタオルを巻いての入浴は禁止となっています。ちなみに日帰り温泉としても利用することができます。"
毒沢鉱泉(長野県諏訪郡下諏訪町)
"毒沢鉱泉はJR下諏訪駅から車で約10分の場所にある秘湯です。山中にひっそりと宿が数軒あるだけで、いかにも秘湯らしい感じが出ています。湯の色は茶褐色で鉄分が多く含まれ、沢を泳いでいる魚がみな死んでしまったのが毒沢という名前の由来とも言われるものの、飲用の鉱泉もあります。鉱泉の歴史は古く、武田信玄が金山の発掘中、怪我をした人の治療に鉱泉を使用したとも伝えられています。その時代から効能は知られており、他者が鉱泉に近づかないように毒沢と名付けられたという説もあります。"
奥蓼科渋温泉(長野県茅野市)
"信玄が謙信との戦いのために八ヶ岳山麓に「信玄の棒道」を建設していたところ、この渋温泉を発見したと言われます。そしてこの渋温泉の薬効に注目し、傷兵を湯治させたというエピソードが残り、以来「信玄公の薬湯」と呼ばれて長い間栄えています。渋温泉の魅力はなんといっても露天風呂と白樺林、原生林のコラボレーション。温泉と森林浴を両方楽しめてしまうのは渋温泉ならではの魅力です。温泉の種類も露天風呂から内湯、さらには冷泉・打たせ湯などバリエーションも豊富で、温泉好きならきっと楽しめる温泉だと思います。"
レキタビ編集部
歴史スポット巡りや観光、老舗の歴史飯を味わう旅って案外楽しい!と言って頂けるような情報を発信したいと思います。
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