本物の絵画じゃないのに素晴らしい!?大塚国際美術館の魅力と見所とは?
徳島県鳴門市にある「大塚美術館」。ここは一風変わったコンセプトの美術館でありながら、一度訪れると誰かにお薦めしたくなるという不思議な美術館。今回はこの大塚美術館の持つ魅力や見所をご紹介していきます。
あの大塚製薬が開設した美術館はレプリカ作品の宝庫
徳島県鳴門市で人気を集めている、ちょっと変わったコンセプトの美術館、それが「大塚国際美術館」です。実はこの美術館、あの有名な大塚製薬のグループが開設、運営している美術館なのだそうですが、ここに展示されてある作品は本物でない作品ばかり、つまりレプリカばかりが集まっているというユニークなスポットになっています。
実は日本最大級の規模を誇るすごい美術館
しかしながらこの大塚国際美術館、その規模については日本最大級という美術館になっていて、2010年には横綱の白鵬関が結婚披露宴を行なった場所としても知られています。美術館の中には世界中のあらゆる絵画の実寸大レプリカが展示され、陶器で作られた板に描かれたレプリカであるが故に、ほぼ全ての作品の写真撮影がOKというのもユニークなポイントになっています。

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有名作品の数々は一日で回りきれないほど
大塚国際美術館の魅力は何と言ってもその作品数の多さ。教科書やテレビで見たことのある、有名な絵画のレプリカ作品が多数展示されていて、隅から隅まで見て回ろうと思うと、一日あっても足りないほど。
ちなみに事前に予約を入れておけば、地元の方が絵画の解説を行なってくれるというサービスもあるため、絵画が描かれた背景や歴史の話が素人でもわかる、こういったサービスはありがたいですね。
レプリカ作品で感動し、本物を見に行ってきたという人も
大塚国際美術館を見て回る際の楽しみ方の1つは、まず自分が見たいと思う作品をある程度決めておくこと。そして現地を訪れた際にそのレプリカの作品がどこに展示されているのかを調べます。また、レプリカ作品を鑑賞していると、海外にある本物の作品を見に行きたくなってくるのも不思議な面白さの1つ。例えば大塚国際美術館でピカソの「ゲルニカ」のレプリカに接して感動し、スペインのマドリッドまで本物のゲルニカを見に行ったという人もいるのだとか。
大塚国際美術館は、大阪市内から淡路島へ渡り、淡路鳴門自動車道を利用してアクセスすれば、約1時間半から2時間程度で訪れる事ができるので、日帰りも十分に可能。美術館は淡路島と四国を結ぶ大鳴門橋の麓にあり、高速道路を降りて美術館まで向かう途中の海景色も絶景です。
今回ご紹介した徳島旅のスポット
名称:大塚美術館
住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:00まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)
アクセス:大阪市内から淡路島へ渡り、淡路鳴門自動車道を利用すれば1時間半から2時間程度
参考リンク:大塚国際美術館の公式サイト