兵庫・明石名物、明石焼き【みんなで楽しむご当地グルメ】
記事公開日:2015/10/08
みんなが全国の旅先で楽しんだ、ご当地グルメの逸品をご紹介するプチ読み物。第2回は兵庫県明石市のご当地グルメ「明石焼き」をご紹介。歴史スポット巡りの合間にほっと一息、ご当地ならではのメニューが、旅の思い出作りをグンと盛り上げてくれますよ!
明石名物の明石焼き、薦めてくれた旅人さんの声
鶏卵を使った生地に新鮮な明石蛸を入れ、軟らかく焼き上げたのが「明石焼き」です。片持ちのゲタに並べ、三つ葉を入れた「出汁(だし)」が一緒に添えてあります。出来立ての明石焼きは熱いため、出汁で冷ましながら食べ進めます。また、出汁をつけすぎると崩れてしまうので、その崩れ具合を見計らいながら口に入れ、ハフハフしながら食べるのがコツです。
見た目は関西風のたこ焼きなので既食の味を想像するだろうと思います。しかし最初の食感でその違いに驚きます。風合いや味などが全く違う食べ物でした。出汁の風味を楽しみながら、ふんわりした感じが舌に転げます。この感触が好きな人はきっとハマってしまうと思いますよ。
このご当地グルメの歴史メモ
別名玉子焼きとも呼ばれている明石焼き。まさに玉子料理として捉えられてきたこの食べ物ですが、現在のように明石焼きを売る商売が地元で始まったのは、大正8年頃と言われています。そしてこの現在の明石焼きを最初に広めた人物は向井清太郎さんという方だそうで、屋台を引きながら販売した明石焼きの味が評判となり、一躍関西でも有名になっていきます。
ちなみにたこ焼きと言えば大阪というイメージですが、大阪のたこ焼きにはもともと蛸ではなく、こんにゃくが使われていたと言い、蛸を使ったたこ焼きは明石焼きからヒントを得たものとも言われています。現在では明石で多くの明石焼きのお店がありますが、魚の棚商店街周辺は明石焼きのメッカにもなっています。
参考リンク:明石観光協会:明石焼きのお店一覧
レキタビ編集部
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