和歌山で泊まりたい!風情ある老舗旅館・文化財のある旅館
歴史旅に欠かせないのが贅沢なひと時が味わえる名旅館。ここでは世界遺産、熊野古道などでも有名な和歌山の歴史旅で一度は泊まってみたい、風情ある老舗旅館や文化財のある旅館をまとめてご紹介。今後も旅館のリストは随時追加していきますよ。
【1】湯浅温泉・湯浅城
この旅館を教えてくれた人の声
ここは「お城」に宿泊する事ができる国民宿舎です。お城の天守閣1階には食堂やお風呂が、そして2階と3階が宿泊部屋になっていて、4階は文化財展示室、5階は展望台になっています。4階にある文化財展示室には、湯浅城を作った湯浅氏に関する資料が展示されています。湯浅城についての説明や、鎧などもありました。また、展望台からは湯浅の風景が一望することができます。その他にも日本庭園がとても綺麗でした。湯浅城は歴史を感じることができる国民宿舎です。
住所:和歌山県有田郡湯浅町青木75
アクセス:JR「湯浅駅」からタクシーで約5分
【2】龍神温泉・上御殿
この旅館を教えてくれた人の声
龍神温泉は日本三美人の湯と言われ、泉質はナトリウム炭酸水素塩泉。肌がスベスベになり、肝臓にも効能があるそうです。上御殿は江戸時代、紀州藩主である徳川頼宣公が、龍神温泉で湯治を行うための公の宿に由来を持つ屋号です。国の有形文化財に登録された建屋は、当時のまま残されていて、徳川公が宿泊した御成の間は今も宿泊が可能だそうです。ここは山里の四季と、宿に沿って流れる川のせせらぎに格別の趣きがあります。かの文豪、有吉佐和子も度々訪れ龍神温泉の湯を愛したと言われています。
住所:和歌山県田辺市 龍神村龍神42
アクセス:JR「田辺駅」から龍神バスで約1時間20分
【3】湯の峰温泉・あづまや
この旅館を教えてくれた人の声
世界遺産にも登録された日本最古の湯「つぼ湯」の前にあります。熊野古道を通る方のためにか、日帰り温泉もあります。江戸中期から後期に建てられた旅館だそうで、日本秘湯を守る会の会員旅館でもあります。湯の峰温泉の中では、あづまやが代表的な温泉宿になっていて、和室の部屋の床柱には、その部屋の名前の樹木が使われています。ちなみに湯の峰温泉は遊技場もなければお土産屋さんもありません。温泉だけを楽しんでくださいと言う自信の現れなのだと思います。
住所:和歌山県田辺市本宮町湯峯122
アクセス:JR「田辺駅」から龍神バスで約1時間40分/JR「新宮駅」から路線バスで約1時間10分
【4】熊野古道川湯温泉・亀屋旅館
この旅館を教えてくれた人の声
創業150年の老舗旅館で、温泉は100%掛流しの天然温泉です。また、昭和初期に建てられた本館が平成20年に有形文化財に認定されました。カエデを使った階段の踏み板は珍しく、縁側は懐かしい古き良き頃の日本を思い起こさせます。木造2階建ての宿で風情があり、素朴であり、全ての客室から川を眺めることができ、川のせせらぎを聞きながら癒しを感じることができます。食事は地元・熊野の食材を頂くことが出来ます。熊野牛や紀州備長炭で炊いた釜ご飯は絶品でした。
住所:和歌山県田辺市本宮町川湯1434
アクセス:JR「紀伊田辺駅」から路線バスで約1時間40分/JR「新宮駅」から路線バスで約1時間
【5】高野山宿坊・金剛三昧院
この旅館を教えてくれた人の声
高野山の宿坊の1つです。宿坊とは各地の大寺社にある一般の参詣者や、観光客が宿泊できる施設のことです。高野山には現在53の宿坊があり、精進料理、客室、お風呂や庭園など、宿坊ごとにそれぞれの特徴があって楽しめると思います。金剛三昧院については「国宝」を所有する唯一の宿坊として知られています。境内には国宝の多宝塔をはじめ重要文化財、本殿、四所明神社などの名跡があります。また、朝の読経や法話への参加もできるため、聖山の中で心身ともに整える時間を過ごすことができるのでお勧めです。
住所:和歌山県伊都郡高野町大字高野山425
アクセス:南海高野線「高野山駅」下車、南海りんかんバス「千手院橋」から徒歩約8分
レキタビ編集部
歴史スポット巡りや観光、老舗の歴史飯を味わう旅って案外楽しい!と言って頂けるような情報を発信したいと思います。