福岡で泊まりたい!風情ある老舗旅館・文化財のある旅館
歴史旅に欠かせないのが贅沢なひと時が味わえる名旅館と美味しい料理。ここでは福岡の歴史旅で一度は泊まってみたい、風情ある老舗旅館や文化財のある旅館をまとめてご紹介。今後も旅館のリストは随時追加していきますよ。
【1】鹿島本館
この旅館を教えてくれた人の声
博多の中心地から少し歩いた場所に位置する、大正浪漫の香り漂う数寄屋建築の名旅館です。福岡市で初めて、国の有形文化財に登録されています。建物は前面の管理棟と中庭・廊下を挟んだ客室棟に分かれていて、町家特有の間口が狭く、奥行きが長い敷地に建てられています。門構えも昔ながらの情緒溢れるものです。また、客室(後に改築された部屋は除く)にも、建築当初の意匠が残されています。大正から昭和初期の香りを感じさせる鹿島本館 は、貴重で文化的資産としても重要な存在です。
住所:福岡県福岡市博多区冷泉町3-11
アクセス:地下鉄空港線「祇園駅」から徒歩約3分
【2】柳川藩主立花邸
この旅館を教えてくれた人の声
国指定の名勝「松濤園」の庭が一望できます。九州の大名、黒田家や細川家と並ぶ柳川藩立花家の戦国武将・二代目立花宗茂は、大分の豊後高田市の生まれです。明治42年(1909年)に建てられた西洋館、「立花家史料館」および庭園「松濤園」・「大廣間」・「御役間」などは今も当時の面影を忍ばせ、見学をすることもできます。展示の機会が少なくてお目にかかれていないものの、江戸時代からの大名道具、兜鎧、甲冑、刀剣など1,000点を超える数があると思われます。
住所:福岡県柳川市新外町1
アクセス:西鉄線「西鉄柳川駅」からタクシーで約10分
【3】二日市温泉・大丸別荘
この旅館を教えてくれた人の声
二日市温泉は福岡と大宰府の中間にあり、万葉集にも歌われ、古くから博多の奥座敷として栄えた温泉です。中でも大丸別荘は特別に格式が高い旅館で、古くは昭和天皇もご宿泊されたことがあるほどです。天皇がお泊りになった純木造、本格的な書院造の大正亭が今も残されています。また、周辺は都会で国道が走っていますが、邸内には立派な日本庭園があり、外部の音が聞こえない静かな空間になっています。建物全体に風格があって落ち着いた作りです。
住所:福岡県筑紫野市湯町1丁目20-1
アクセス:JR線・西鉄線「二日市駅」からタクシーで約5分
レキタビ編集部
歴史スポット巡りや観光、老舗の歴史飯を味わう旅って案外楽しい!と言って頂けるような情報を発信したいと思います。