トップ > 関東地方 > 東京都 > 東京最古の寺・浅草寺、年間約3,000万人が訪れる観音霊場で50箇所のご利益スポットを巡る旅

東京最古の寺・浅草寺、年間約3,000万人が訪れる観音霊場で50箇所のご利益スポットを巡る旅

記事公開日:2016/12/05

東京・浅草の「浅草寺」は、1,400年もの歴史を誇る観音霊場。本尊の聖観世音菩薩は苦しみを除き、世を救済すると言われる仏であり、境内には多くの神仏が祀られてご利益が満ちています。今回は東京都内最古の寺ともされ、年間約3,000万人もの参拝客であふれる浅草寺のご利益スポットへとご案内します。

浅草寺の本堂

※写真は参拝客であふれる浅草寺の本堂

 

聖観世音菩薩や龍神、境内の堂宇群など、ご利益スポットがいっぱい

 

浅草の「浅草寺(せんそうじ)」は聖観世音菩薩を本尊とする観音霊場。由緒によると、飛鳥時代に隅田川の漁師兄弟の網に掛かった聖観世音菩薩像を安置したとされ、大化元年(645年)に観音堂が建てられ、それ以来1,400年の歴史を誇ると言います。

 

この本尊の聖観世音菩薩は慈悲深い仏であり、人々の苦しみを除き、世を救うとされます。また、観音菩薩を龍神が守護するとして龍神が祀られ、山号を「金龍山」と称しています。そんな浅草寺の境内には、50箇所ともいわれるご利益スポットが散在しています。

 

浅草寺の入口、雷門

※写真は浅草寺の入口、雷門。

 

雷門から仲見世、そしてご利益あふれる伽藍へ。浅草寺の歩き方

 

「雷門」は表参道の入口。左右の風神、雷神は護法善神、魔除けとして浅草寺を守護します。この雷門を入ると「仲見世」があり、ここには土産や縁起ものの店が90店ほど並びます。そして仲見世の先には入母屋造二重門の「宝蔵門」があり、この門の左右の金剛力士像は魔除け、災厄除けの守護とされます。

 

さらに本堂へと向かう先にあるのが「お水舎」。天井には龍神が描かれ、手水鉢にも龍神と沙竭羅龍王(さからりゅうおう)の像があります。この龍神は浅草寺の守護神であり、水神として穢(けが)れを払うご利益があるとされます。また、本堂の手前には線香の煙が漂う「香閣」があり、煙を体の悪いところに当てる人々が多く見られます。

 

仲見世の賑わい

※写真は仲見世の賑わい

 

風格あふれる浅草寺の本堂へ。本尊には聖観世音菩薩が祀られる

 

大屋根が印象的な「本堂」には、本尊の聖観世音菩薩が秘仏として安置され、前立本尊の観世音菩薩像を拝みます。また、本堂宮殿の左右には脇侍の梵天、帝釈天像の姿も。そして宮殿の裏には裏観音の観世音菩薩像が安置されています。さらに外陣の天井には川端龍子(かわばたりゅうし)の「龍の図」や、堂本印象の「天人散華の図」が描かれています。

 

浅草寺の本堂

※写真は浅草寺の本堂。7月9、10日は「四万六千日」と言われ、この日に参拝すれば4万6000日参拝したのと同じご利益が得られるとされます

 

堂宇群が並ぶ浅草寺の境内を歩いてみる

 

本堂がある境内の左手には「影向堂(ようごうどう)」があります。ここには聖観世音菩薩と阿弥陀如来坐像、そして十二支の守り本尊である8体の仏が安置され、自身の干支(えと)の仏さまを拝むようになっています。

 

また、影向堂の傍にある「六角堂」は室町時代の建立で、浅草寺最古の建物。ここには日限地蔵(ひぎりじぞう)を祀ります。そして影向堂の周囲には1つだけ願いごとをお願いするという「一言不動尊」、さらに江戸幕府の3代将軍、徳川家光が寄進したとされる「薬師堂」や、六地蔵尊を祀る金運スポット「銭塚地蔵堂」、その他にもお地蔵さまを石で叩いて願いごとをするという「カンカン地蔵」などがあります。

 

ちなみに堂前の「石橋」は、元和4年(1618年)建造という国の重要美術品。傍には出世地蔵尊や商徳地蔵尊、子育地蔵尊、銭塚弁才天などのご利益スポットが並びます。そして境内左奥の「淡島堂」は女性の守り神。ここは女性病や子授け、安産、子育てのご利益があるとされます。

 

境内の右奥を見れば、元和4年(1618年)建築とされる重要文化財、「二天門」が建ちます。その奥に「浅草神社」が鎮座し、浅草寺の草創由来の漁師兄弟と観音像を安置したという僧を祀り、拝殿、幣殿、本殿は重要文化財とされます。境内には縁結び、そして夫婦円満のご利益で人気の「夫婦狛犬」や、出世運を上げると言われる「被官稲荷神社」があります。尚、被官稲荷社を信仰した町火消し、新門辰五郎の娘・お芳は、後に将軍である徳川慶喜の側室となり、玉の輿の出世を果たします。

 

宝蔵門と五重塔

※写真は宝蔵門と五重塔。境内の左手に高さ48mの美しい五重塔が建ち、最上層には「仏舎利」が安置されています

 

宝蔵門の傍にある縁結びのスポットは「久米平内堂(くめのへいないどう)」。久米平内は剣の達人とされ、多くの人の命を奪った罪滅ぼしのために、自らの像を埋めて多くの人に踏みつけさせたとされます。その踏みつけが「文付け(恋文)」に通じるという事で、今では縁結びの神とされています。

 

今回は一例をご紹介しましたが、浅草寺には50箇所とも言われるご利益スポットが散在し、日本で最も賑わうお寺とも言われています。東京都内最古の寺は1,400年もの間、訪れる人々にご利益を与え続けているのです。

 

今回ご紹介した東京都台東区の旅行スポット

 

名称:浅草寺(せんそうじ)
住所:東京都台東区浅草2-3-1
諸堂開門時間:6:00~17:00(冬期は6:30開門)
アクセス:東武スカイツリーライン、東京メトロ銀座線、つくばエクスプレス、都営地下鉄浅草線、各浅草駅より徒歩約5分
参考リンク:浅草寺公式サイト

 

あらき 獏(ばく)あらき 獏(ばく)

情報誌の編集者を経て、現在は文化、歴史系フリーライター。歴史を側面から探ることで、歴史の謎解きを楽しんでいます。

人気があって、しかも満足度が高いという宿はどこ?日本全国の旅館の中から上位30の宿をランキングでご紹介!
憧れの絶景宿、文化の香り高い老舗宿、そしてコスパ力の高いお得な宿も!ネット予約で5%のポイント還元!
その他のお薦め記事

テーマで旅行スポットを探す
地域で旅行スポットを探す