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【保存版】日帰りのディープな鎌倉旅!鎌倉駅が最寄りのマニアスポット14選

記事公開日:2016/02/17

以前に初めて訪れた鎌倉の街。その時にすっかり気に入ってしまい、今回も休日に早起きをして鎌倉へ。今回は定番の観光スポットだけでなく、もっとマニアックな鎌倉のスポットを巡ってみたい。そんな方のために、今回はさらにディープな鎌倉駅最寄りのスポットの数々をご紹介していきます。

ディープな鎌倉旅のススメ

1.カフェ・ロンディーノ

 

カフェ・ロンディーノの店内

 

タマゴトースト

 

人気のプリン

 

せっかくなので朝ごはんも古都・鎌倉らしいお店で楽しんでみたい!そんな風に思ったら、お薦めの一軒は「カフェ・ロンディーノ」。鎌倉駅西口のすぐそばにあるこちらは、1967年から50年近くも続いている、地元市民に愛されるレトロ喫茶。ボリュームたっぷりのツナトーストやタマゴトーストも美味しいし、デザートのプリンは売り切れてしまう事も多い隠れた逸品。懐かしい木のぬくもりの中で、朝のスローなひと時が過ごせます。

 

2.妙本寺の境内巡り

 

妙本寺の山門

 

妙本寺の境内

 

妙本寺の本堂

 

カフェ・ロンディーノでスローなモーニングを楽しんだら、鎌倉に住む友人が好きだと言っていた「妙本寺」へ。鎌倉時代の1260年に創建されたこの寺院は、比企谷(ひきがやつ)という鎌倉の谷戸に佇む静かな寺院。鶴岡八幡宮なども良いけれど、観光ナイズされていないのがこの妙本寺の魅力。地元の人たちが散歩に訪れる事も多いこの寺の境内は、自然の様がとても美しく、日々の喧騒を忘れてしまうほどの静寂がある場所。鎌倉駅から徒歩10分程度なのに、こんなに静かなスポットがあったんだ。そんな風に感じられる場所なのです。

 

3.鎌倉幕府の足跡巡り

 

宇都宮辻子(宇都宮稲荷)

 

妙本寺へ立ち寄った後は、鎌倉・小町周辺の路地裏を通り抜けながら、ついでに鎌倉幕府の足跡が残っている場所なども巡ってみたい。ここは若宮大路から一歩入った細い路地裏に佇む、「宇都宮辻子(宇都宮稲荷)」と呼ばれる場所。実は鎌倉幕府の御所の建物というのは、鎌倉時代を通じて複数回移転していて、この宇都宮辻子周辺には、幕府が開かれた時の大蔵地区から、移転してきた幕府の御所があったのだとか。鎌倉の街に散在する小さな史跡を巡ってみるのも、マニアックな旅の楽しみ方です。

 

4.鎌倉宮(大塔宮)の土牢跡へ

 

鎌倉宮の鳥居

 

身代わり様

 

護良親王が幽閉されていたという土牢

 

最初に鎌倉に来た時は、鶴岡八幡宮や源頼朝公の墓、報国寺などを訪れたけれど、時間がなくて廻りきれなかったスポットもたくさん。そしてそんなスポットの1つが「鎌倉宮(大塔宮)」。ここは太平記、建武の新政などの歴史に登場した、護良親王が祀られている場所。鎌倉幕府の倒幕に力を注ぎ、ようやく迎えた建武の新政で征夷大将軍にも任じられながらも、悲劇の最期を遂げた護良親王。

 

ここにはその護良親王が幽閉されていたという土牢跡があり、厄除けや病気平癒で知られる「身代わり様」などの場所も。戦いで護良親王の身代わりとなって亡くなった武将の像に参拝し、自らの身体の悪い部分と同じ箇所をさするように撫でれば、病気回復のご利益があるとも言われています。

 

5.手打ちそば茶織庵

 

茶織庵の外観

 

茶織そば

 

鎌倉駅周辺から様々なスポットを巡りながら、鎌倉宮まで足を伸ばせば、そろそろお腹が空いてくる時間に。お昼ごはんな何にしようかな?と思った時にお薦めしたいお店の1つが手打ちそばの「茶織庵(さおりあん)」。鎌倉シャツの本店の隣に佇むこちらのお店は、鎌倉出身のジャズシンガー、阿川泰子さんなどもお薦めしていた一軒で、店内右手には小さな茶室のような場所もあり、繊細な手打ち細麺の上に海老やかつおぶし、揚げもちあられ、水菜や大根おろし、大葉やゆずなどがのった「茶織そば」が、個人的なお薦めの逸品でもあります。

 

6.あしなや

 

あしなやのカレー

 

あしなやのラーメン

 

もしそばよりも、ラーメンやカレーが食べたい!と思ったら、鎌倉駅東口のすぐ近くにある「あしなや」へ行ってみるのもお薦め。戦前時代、昭和11年創業のこちらのお店は、地元市民にとっては食堂のような場所で、いろんなメニューが揃っていて使い勝手も良いために、吸い寄せられる地元市民も多い町中華。せっかくだからサンマーメンにしようかな、いや、カレーや焼肉定食も捨て難いかも。時代を経ても変わらない良さが残る一軒です。

 

7.ちくあん

 

白海老のばらかき揚げとビール

 

ちくあんのそば

 

茶織庵のそばも食べたし、凡蔵や千花庵のそばも食べた。他にもどこかお薦めのそば屋さんはないのかな?と思っている方にお薦めしたいのが「ちくあん」。鎌倉駅から歩いていくにはちょっと遠い場所ですが、車で訪れる人も多い鎌倉郊外の人気店なのです。こちらで「白海老のばらかき揚げ」などをつまみに、ビールを飲みながらそばを待つのも楽しみの1つ。2階には広々とした座敷もあり、ホッと一息つきながらそばの味が楽しめる一軒です。

 

8.ほり内

 

ほり内のそば

 

さらに鎌倉のディープなそば屋さんが知りたいと思ったら、鎌倉駅西口から徒歩5分程度の裏通りにある「ほり内」もお薦め。実はこちら、鎌倉のラーメン店の中では有名な静雨庵(せいうあん)のすぐ隣にある小さなお店なのですが、週末土曜日の昼時に発生する静雨庵の行列を横目に、知っている人だけが入っていくそば屋さん。ここの飾らない、素朴なそばの味わいを愛している地元市民も多いのです。

 

9.大佛次郎邸(大佛茶廊)

 

大佛次郎邸(大佛茶廊)

 

お昼の腹ごしらえを終えたら、午後からの鎌倉旅を再開です。再び若宮大路から新たな路地裏へと迷いこんでみるとそこには古い一軒の邸宅が。気になるこちらの邸宅は、鎌倉市の景観重要建築物にも指定されていて、かつて「鞍馬天狗」や「パリ燃ゆ」「天皇の世紀」などの作品を手がけた作家、大佛次郎氏の邸宅だった場所です。大正8年に建てられたという茅葺き屋根の邸宅は、家具・インテリアを手がける「IDEE」さんの協力で修復されたという話もあるのだとか。ちなみにこちらは週末のみ、茶廊(喫茶)としても営業しているため、この建物の中や庭を見学する事もできますよ。

 

10.鎌倉 和菓子 美鈴

 

美鈴の小さな看板

 

美鈴の外観

 

美鈴の和菓子

 

午後の鎌倉旅を楽しみながら、家族や友人へのお土産も考えたいな。前回のように鎌倉駅近くの小町通り(小町商店街)でお土産を探すのも良いけれど、今回はもっとレアな、隠れた地元の逸品にも出会いたい。そんな風に思った方へお薦めのお店が「美鈴(みすず)」。上生菓子の名店として知られるこちらの味は、鎌倉で行われる茶会の席等でも出される事が多く、季節感溢れる美しい逸品に出会えるお店。しかもこちらのお店は見つけるのが困難!というのもポイントなのです。小町3丁目の路地を入った住宅街の中、そしてさらに細い路地の奥にお店があり、仮に到着しても売り切れという場合もあるのでご注意を。(電話等での予約は可能)。

 

11.光明寺と材木座海岸

 

光明寺の山門

 

光明寺の本堂

 

光明寺の庭園

 

せっかく鎌倉に来たのだから、海の景色も楽しみたい!と思ったら、材木座エリアへ足を伸ばしてみるのもお薦めです。地元の住宅街が広がる材木座エリアの家々には、サーフボードをはじめとした、マリンスポーツのアイテムもちらほら。そしてすぐ目の前に材木座海岸の景色が広がるこの古刹の名前は「光明寺」。1243年頃に創建されたと言われるこの寺は、浄土宗の関東総本山ともなった場所。秋のお十夜法要でも賑わうこの場所もまた、鎌倉の美しい自然の姿を知る事ができるスポットとなっています。

 

12.納言志るこ店

 

納言志るこ店の外観

 

納言志るこ店の店内

 

鎌倉散策の合間にちょっとおやつを楽しみたいと思ったら、小町通りの路地裏にある「納言志るこ店」もお薦めです。ここは1953年創業の老舗であり、かつて鎌倉の街を愛した鎌倉文士たちも通った古い小さな名店。こちらでは毎朝炊き上げるという上質の備中大納言のつぶあんを用いた「おしるこ」や「ぜんざい」が味わえ、夏場になれば「ミルク金時」や「クリームぜんざい」、「ところ天」などもお馴染みの逸品となっています。入り口の引き戸を思い切って開けてみると、懐かしい雰囲気の癒やし空間が広がっていますよ。

 

13.ハイキングコース巡り

 

天園ハイキングコース入り口(瑞泉寺前)

 

ハイキングコースの雰囲気

 

もっとディープな鎌倉旅を楽しみたいという方には、「ハイキングコース巡り」もお薦めです。三方が山に囲まれ、南に相模湾が広がっている鎌倉には6つものハイキングコースがあります。1時間前後の手軽なハイキングであれば「祇園山ハイキングコース」などがあり、鎌倉アルプスとも呼ばれる鎌倉随一の絶景コースを巡るのであれば、3時間ほどかけて「天園ハイキングコース」を歩いてみるのもお薦め。休日であれば天園ハイキングコースを歩いている人も結構いるので、歩きやすい準備を整えてから鎌倉の山旅へ向かうのも楽しいですよ。

 

14.天園ハイキングコースの峠の茶屋

 

山の上に立つ峠の茶屋

 

峠の茶屋の休憩所

 

最後にご紹介するのは、天園ハイキングコースの途中にある六国峠の茶屋。その名もまさに「峠の茶屋」というこちらの茶屋は、鎌倉と横浜の境となる山の上に立ち、この辺りからは鎌倉の街と相模湾の景色が遠望できます。そして反対側にはみなとみらいをはじめとした横浜の街の景色が広がり、まさに景観が美しいスポット。山の上の古い素朴な茶屋で一息つきながら、北鎌倉の建長寺方面へ向かうもよし、途中で鎌倉の街に降りるのもよし、鎌倉の山歩きの楽しさがわかるスポットとなっています。

 

plastictニホンタビ編集部

日本には奥深い魅力を持った素晴らしいスポットがたくさん!ニホンタビがもっと楽しくなる、そんな大人のための旅行情報を発信していきます。

 

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