広島・呉名物、海自カレー【みんなで楽しむご当地グルメ】

みんなが全国の旅先で楽しんだ、ご当地グルメの逸品をご紹介するプチ読み物。第4回は広島県呉市のご当地グルメ「海自カレー」をご紹介。歴史スポット巡りの合間にほっと一息、ご当地ならではのメニューが、旅の思い出作りをグンと盛り上げてくれますよ！

呉名物の海自カレー、薦めてくれた旅人さんの声

海上自衛隊の街、広島県呉市の「海自カレー」です。海上自衛隊の呉基地に所属する艦艇などで、実際に食べられているカレーの味。これは海上自衛隊に所属する調理員直伝のカレーの味を、さらに艦長が「これはうちのカレーだ！」という認定を受けてお店のメニューになっているという特別なカレーです。海上自衛隊のカレーの味は艦艇ごとにも作り方が違うので、様々な海自カレーの味があります。呉のいくつかの飲食店でこの海自カレーが楽しめるので、各地から呉市にこのカレーを求めて訪れる人も多くいます。その他にも呉には、戦艦大和のオムライス、海軍さんのチキンライス、海軍さんのライスプリンなどなど、旧日本海軍ゆかりのご当地グルメがたくさんあります。

このご当地グルメの歴史メモ

明治時代になって、旧日本海軍の重要な軍港として発展してきた広島県呉市。第二次世界対戦の末期には戦艦大和が建造された場所としても知られ、現在も大和ミュージアム（呉市海事歴史科学館）などのゆかりの施設が残されています。呉市では現在、旧日本海軍の船員たちが食べたメニューのレシピを再現した海軍グルメや、現在実際に海上自衛隊の艦艇で食べられている海自カレーの味を再現した飲食店が複数あります。ちなみに海上自衛隊の中では毎週金曜日が「カレーの日」とされていて、閉鎖された艦艇の中で曜日感覚を失わないように、1週間の勤務の締め括りにといった意味もあると言われます。